ロード・オブ・ウォー

知っている人は知っているんだろうけど、知らない人には全く知られていない
"武器商人"を扱った映画ってことで期待して見に行く。


面白い。旧ソビエトの崩壊とそれに伴う第三世界への武器の大量流出。
武器流出の裏で暗躍する武器商人。
紛争地帯の犠牲者の9割が銃器によるもの。
核ではなく、銃器を規制しないかぎり死者は減らない。
劇中に描かれるほぼ全てのエピソードに現実事件のモデルがあるとか。


自分さえ儲かれば関係なし、他が焼き野原になっても死者の山が積み重なっても。
資本主義の行き着く先はこれなのかねぇ。
しかし、これだけ銃器が蔓延してしまったアフリカはどうしたものか・・・


ブロウやトラフィックのような映画でしたが、
扱う問題が問題だけに興味深くてよかったです。
今のところ平和な日本だけど、世界のこういう面を見て知っておくのはいいかも。
知っただけでは、どうにもならんけどね・・・・